Buddhism

お寺、御朱印、と仏教

お寺

お遍路で巡った30のお寺

御朱印

お遍路で頂いた御朱印

日本に伝わった仏教

今から2500年前にインドのルンビニーで釈迦(ゴータマ・シッダールタ)は生まれ、35歳の時に悟り(悟った人をブッダ/仏陀という)仏教をおこした。

それから1000年ほど経った6世紀に日本に仏教がもたらされた。それから1500年、様々な形で広がり分化した日本の仏教をまとめてみます。

現在まで残る仏教の宗派は13宗と呼ばれ、時代の流れで、奈良仏教平安仏教、鎌倉仏教、と呼ばれている。それぞれの開祖と総本山を一覧します。

奈良仏教

最初に日本に仏教がやってきたのは六世紀の奈良時代です。有名なのは鑑真で、この時の日本の目的は国家鎮護の役割でした。国の政治と密接に紐付いていて、僧侶は公務員として、国が認定するものでした。この時に公認されたのが「法相宗」「華厳宗」「律宗」です。

法相宗、華厳宗

日本に最初に入ってきたのは法相宗で、開祖は中国の道昭。総本山は奈良の薬師寺です。

華厳宗は、華厳経を元に審祥が興し、あの東大寺が総本山として作られました。

律宗

有名な鑑真が日本に来たのは753年の奈良平城京です。その律宗は、修行者(出家者)に厳しい規律である戒律を重視するものでした。総本山は東大寺近くにある唐招提寺です。

平安仏教

奈良(平城京)で盛んになった仏教ですが、仏教勢力が強くなり過ぎたので、794年(ナクヨボウサン)平安京に遷都します。その前後に平安仏教界の2人のスーパースターが現れます。

天台宗をおこしたエリート僧最澄と、不世出の天才空海の真言宗です。

天台宗

最澄が中国に渡り、円(法華経)、密(密教)、禅、戒(戒律)の四宗を大切にする天台宗をおこしました。最澄は平安仏教界のエリート僧だったので、それを広めるべく京都に仏教の大学 比叡山延暦寺 を建てました。

真言宗

最澄と同じタイミングで遣唐使として中国に渡った空海は、本当は20年かけて学ぶ必要がある仏教を3年で全てマスターしてしまったそう。そして留学を早々に切り上げて帰国して、密教である真言宗をおこす。