Cusco

From Dallas August, 1997

アメリカ・ダラスでの国際学会が終わって、ここからどこに行こうかと迷いましたが、メキシコは嫌な事しかなかったという話を聞いて、ジャマイカやキューバは一人じゃつまらなそうだしということで、、、、なんと、ナスカの地上絵とインカとティティカカ湖のペルーに飛ぶことにしました!

という事でこれからは、インカの幻の空中都市マチュピチュを目指す旅をします。南米は初めてなのでちょっと緊張しますね。さあ、”Gracious Amigo”の世界へ!

Lima

ダラスからAmerican Airlineの往復チケット($500)を買い、ペルーの首都リマに向かう。

 リマの宿は有名な日本人宿”ペンション西海”にしようとしたけど、目の前まで行って断念。そこは余りにも廃屋のように見えた。しょうがないのでタクシーの運ちゃんの紹介で世話好きのおばちゃんのいるホスタルに行くことに。本当はその廃屋みたいなドアを強引にたたくと中から西海さんが出てくるらしい。場所はわかりづらいしあまりに危険地帯にあるので、昼間でもタクシーで行った方がいいでしょう。

 そしてやっぱり、英語はまったく通じなかった。エスパニョールは必須です。

Cusco

 リマから国内線AeroPeru($150)に乗り、マチュピチュ行きの起点クスコに飛ぶ。

 マチュピチュ観光を含めたツアーが色々旅行会社から出ているが、$400くらいとめちゃくちゃ高い。しかもなかなかAirの席がとれない。陸路(バス)のほうが断然安いけど、今回の場合時間・体力ともになかったのでやっぱり飛行機。一時間でつくのでらくちんだ。

 しょうがないのでそのまま空港へ。クスコへは有視界飛行なので出発がはやい(朝4:00)!とにかく行って、強引にAeroPeruのカウンターで交渉すると、キャンセル・ウェイティングのチケットを売ってくれる。しかも、もう出発時刻をすぎたやつだ。とにかく走る。まっ、往復$150だから文句言えないか。それにしても滑り込みセーフ。なんとかなるものだね。

 

Cuzco: クスコは標高3,500m、インカ時代の世界の中心である

 Airで来るとやっぱり軽い高山病になる。ちょっと歩いただけで息がきれる。でもインカ時代の名残であるカミソリ一枚通さない石積みが印象的だ。

 宿は日本人宿”ペンション花田”。すごく居心地がいいところ。思わず沈没してしまう人が多い。

この時のペンション浜田滞在者、この後世にも楽しいパーティーが始まる

Local Train 

クスコの駅でローカルトレインのチケット($5)を買ってマチュピチュに向かおう。

 「歩き方」にはローカルトレインのチケットは売ってくれないとか、旅行社を通した方がいいとか書いてあるけど、何の問題もない。列車は朝6:00くらいと昼13:30の二本だけ。チケットはその日の出発直前で大丈夫。列車内にはトウモロコシとか果物とかたくさん売りに来るので食料はなくても大丈夫。車窓から見えるクスコの街や山岳風景はなかなかよいものです。ただ後半かなり混んできて、つらくなってくる。4〜5時間でマチュピチュ直前駅の温泉街、アグアス・カリエンタスに着く。

アグアス・カリエンタス

ペルーに来て温泉に入れるとは思わなかった。

 マチュピチュは日帰りでも行けるけど、それじゃ忙しすぎてつまんない。昼の列車に乗って夕方アグアス・カリエンタスに着き、そこで温泉に入ってゆっくりしよう。温泉は$2で水着着用のプールみたいなところだけど、それなりに楽しい。宿も安い宿がいくつかあって、その内の一つHostal Sucreに$4で泊まる。私しかいなくて三人部屋に一人ゆうゆう寝ました。

ハイラム・ビンガム坂

いろは坂をバスに乗って一気に登ればそこにマチュピチュ

 とにかく朝早く起きよう。朝靄がかかったマチュピチュを見るためだ。マチュピチュまでのくねくねの急坂はミニバスで行く。$6とちょっと高いが朝6:30からでている。これに乗って十五分ほどゆられると、急峻な山の斜面の段々畑が見えてくる。マチュピチュだ。

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