100 Days to Ironman Start

残り32日 – レース前の緊張

レース前の緊張

シンジ、ハラダは握手をしていた

皆の酔狂の為にどちらが勝つか賭けをしているが、もちろんそれはお互いを鼓舞しあうためだ。

二人とも初めてのアイアンマン。完走する事がまず第一だ。もちろん、二人とも。そして六人、「みんなでアイアンマン」になるのだ。

シンジはスタートライン近くで、コースを見つめていた。

今回のアイアンマンのコースは、まずスイムのスタートはここパーム・コーブ・ビーチ。

最初に500mほど沖に泳いだ後、沖では左側に向かってカレント(流れ)がある。この流れに合わせて海を見て左に900m泳ぐ、そしてそこから500mほど浜まで戻ってきて、一度ビーチに上がる。

このビーチ部分がハーフ地点の1,900m。

その後、M字を描くようにジグザグ泳ぎ、最後はスタート地点のパーム・コーブまで戻って来ての3.8kmのワンループのスイムだ。

そして、次はバイク180km。

パーム・コーブから、キャプテン・クック・ロードを北上する。途中、左手は断崖、右手は海という風景が最高のところを通る。キャプテン・クック・ルックスルーというポイントだ。

そして、30kmほど北に行ったこじんまりしたビーチタウンで折り返す。

またパーム・コーブまで戻ってきて、折り返し、再度まで行く。この時点で90kmほどの中間地点。

ここからずっと南に下る。再度、パーム・コーブを過ぎ、更に60kmほど下って、ケアンズ市街まで180kmかけて戻ってくる。

ここでバイクを置き、最後のラン・パートのフルマラソンでケアンズ市街を走る。

海沿いに港、公園などがあり、1周14kmのコースを3周する。

そして、ケアンズ公園の中心地に花道としてレッドカーペットの先に、アイアンマンのゴール・ゲートがある。

このゲートを17時間以内。時間にして次の日の夜中12時過ぎまでに通り抜けられれば、あの有名なフレーズを言ってもらえる。

“YOU ARE AN IRONMAN NOW!”

それを言ってもらう為に今この舞台に立っているのだ。

武者震いに似た体全体に気合が入る。

残り30日 – 遂にその時が

遂にその時が

やっと日が昇り始め、薄明かりが差す中、徐々に雨が止んできた。

本番のレースウェアに着替える前に、自分のタトゥーシール(ビブ・ナンバーを肩と脚に刻印したもの)を、水をつけて貼る。

このシールを体に貼ると、気持ちが盛り上がり、心も体もレースモードになる。

その後会場に向かうと、ノリコ、シンジ、ハラダがパーム・コーブに着き、各々準備をし、ストレッチなどをしている。

僕はこの緊張感が好きだ。

もちろん自分も今からレースに出るので緊張している。

ただこの緊張感を共有し、その各々何か考え、準備し、引き締まった顔を見る。なかなか無い瞬間だ。

準備が整い、ウェットとゴーグルだけ持って、ビーチに行くと、もう元の所には戻れない。

後は生身の体だけ、スタートを待つのみだ。

ノリコはいなかった

今回ケアンズでは、ローリング・スタートが採用され、自己申告の予想タイムが速い順に、6人ずつ並んでスタートしていく事になる。

通常、参加者全員1000人ほどが一斉スタートするので、バトルと呼ばれる混乱が最初にあるのだが、今回はそれも少なく比較的落ち着いてスタートできる。

各人がスタートラインをまたいだところから、タイムを計測し始めるので、公平だ。

しかし一方、スイムで速い人が先に行ってしまい差が開いてしまうのと、タイムリミットの時間が個々人で違う(通常は全員夜中の12時などと決まっている)ので、これが最後までドラマを生む事になる。

ノリコは、もちろん先頭グループのスタートラインを維持し、スイムで飛び出す。

泳ぎが比較的得意なシンジとハラダは中盤。

バトルに巻き込まれたくない、イオとマツイ、僕は後半スタートを選んだ。

シンジ、ハラダは握手をしていた

皆の酔狂の為にどちらが勝つか賭けをしているが、もちろんそれはお互いを鼓舞しあうためだ。

二人とも初めてのアイアンマン。完走する事がまず第一だ。もちろん、二人とも。そして六人、「みんなでアイアンマン」になるのだ。

シンジはスタートライン近くで、コースを見つめていた。

今回のアイアンマンのコースは、まずスイムのスタートはここパーム・コーブ・ビーチ。

最初に500mほど沖に泳いだ後、沖では左側に向かってカレント(流れ)がある。この流れに合わせて海を見て左に900m泳ぐ、そしてそこから500mほど浜まで戻ってきて、一度ビーチに上がる。

このビーチ部分がハーフ地点の1,900m。

その後、M字を描くようにジグザグ泳ぎ、最後はスタート地点のパーム・コーブまで戻って来ての3.8kmのワンループのスイムだ。

そして、次はバイク180km。

パーム・コーブから、キャプテン・クック・ロードを北上する。途中、左手は断崖、右手は海という風景が最高のところを通る。キャプテン・クック・ルックスルーというポイントだ。

そして、30kmほど北に行ったこじんまりしたビーチタウンで折り返す。

またパーム・コーブまで戻ってきて、折り返し、再度まで行く。この時点で90kmほどの中間地点。

ここからずっと南に下る。再度、パーム・コーブを過ぎ、更に60kmほど下って、ケアンズ市街まで180kmかけて戻ってくる。

ここでバイクを置き、最後のラン・パートのフルマラソンでケアンズ市街を走る。

海沿いに港、公園などがあり、1周14kmのコースを3周する。

そして、ケアンズ公園の中心地に花道としてレッドカーペットの先に、アイアンマンのゴール・ゲートがある。

このゲートを17時間以内。時間にして次の日の夜中12時過ぎまでに通り抜けられれば、あの有名なフレーズを言ってもらえる。

“YOU ARE AN IRONMAN NOW!”

それを言ってもらう為に今この舞台に立っているのだ。

武者震いに似た体全体に気合が入る。

おもむろにホーンの音が響き渡った

アイアンマン・ケアンズのスタートを告げ最初の3.8kmスイムパートがスタートしたのだった。

残り28日 – スタート